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2020年09月19日(土)

チェーンソーでフクロウ 龍神村、技術向上へ講習会

城所ケイジさん(右から2人目)の指導を受ける参加者=田辺市龍神村甲斐ノ川で
城所ケイジさん(右から2人目)の指導を受ける参加者=田辺市龍神村甲斐ノ川で
 田辺市龍神村柳瀬の龍神チェンソーカービング倶楽部(松本晋平会長)は7日、龍神村甲斐ノ川で技術講習会を開いた。県内外から会員や初心者が参加して、チェーンソーを使って龍神村産のスギにフクロウの作品を彫った。

 チェーンソーアートは、チェーンソーで丸太などに彫刻をする。同倶楽部は、交流や技術力向上を目指して数カ月に1回の割合で実技講習会を開いている。

 同倶楽部の会員でチェーンソーアートの元世界大会チャンピオン、城所ケイジさん=龍神村柳瀬=が指導に当たっているが、最近は会員のレベルも向上してきたため、参加者同士で教え合っている。

 この日は大阪府や奈良県、兵庫県、栃木県などから計9人が参加。龍神村産の間伐材のスギの中でも、柱材に不向きで値段の付かない樹齢30年ほどの小丸太(高さ約1メートル、直径約30センチ)に玉とフクロウを彫った。

 今回使用したチェーンソー用オイルは、回収した天ぷら油から作った協賛企業の製品で、飛び散っても分解して土に返る環境に配慮したものだという。

 初心者は、兵庫県丹波篠山市から参加した前川智史さん(35)と長谷川雅一さん(57)。2人の知人で同倶楽部会員の兵庫県多可町、牧治樹さん(33)に誘われたという。

 前川さんは「チェーンソーを使うのは初めて。重くて振動があったが、最初に安全な取り扱い方法を教えてもらい体験できてとても楽しかった」、長谷川さんも「木を切るだけと思っていたが、削ることもできると分かった。作品は持って帰る」と話した。2人とも、見学だけと思っていたが体験もして「面白くてチェーンソーアートの魅力にはまった」と話していた。

 同倶楽部に所属して6年目という牧さんは、2人の指導にも当たり「チェーンソーアートの仲間ができてうれしい」とほほ笑んだ。