和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年07月19日(金)

「野菜づくり」

 トマトにキュウリ、ナス、ピーマン―。スーパーの店頭には季節を問わず夏野菜が並んでいる。「旬」という言葉が死語になったと思うほどだ▼しかし、自分で育てると季節を実感する。ホームセンターや園芸店の店頭に並んだ苗を見て、今年は何を育てようかと思案するのも家庭菜園の楽しみの一つである▼ガーデニングを趣味にしている友人は野菜作りも巧みで、豆や葉物まで上手に育てる。今はスナップエンドウとキヌサヤが最盛期。先日訪ねたら、籠とはさみを手渡され「好きなだけとりなさい」と収穫させてくれた。とれたての豆はとても甘く、調味料なしでおいしく食べられた▼別の友人は毎年、庭でキュウリを栽培している。「育てるのが簡単で、毎日何本も収穫できる」と勧められたが、2年続けて失敗した。1年目は小さな実を1本収穫しただけ。土が悪かったのかもしれないと、2年目は野菜用の土を入れたプランターで育てたが収穫無しに終わった。ゴーヤーも育ちにくかったので、日当たりの関係かもしれない▼今年も手が掛からないナスにピーマン、オクラ、トウガラシを植え付けた。それに、友人から分けてもらったエダマメを加えた。夏の盛りにビールとともに味わうのが楽しみだ▼家庭菜園は日当たりに加えて、病害虫対策、水やり、土作りが大切という。要するに愛情を注いで育てるということだろう。その域に達するにはほど遠い。 (長)