和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年06月02日(火)

新型コロナ、町長選にも影響 白浜

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、和歌山県の白浜町長選(4月21日告示、26日投開票)にも広がっている。集会などが開きにくい上、町内では観光業などが大きな打撃を受けている。現時点で出馬を表明している3人は「後援会活動に影響が出ている」と口をそろえる。立候補予定者が出席する討論会を4月に開催予定だった団体は、内容の変更を検討している。

 町長選にはこれまでに、現職の井澗誠氏(65)、元衆院議員の玉置公良氏(65)、元参院議員の大江康弘氏(66)が出馬の意向を表明。それぞれの後援会が支持拡大に向けた活動を展開している。

 町内では新型コロナウイルスの影響で、宿泊施設の予約キャンセルが相次いでいるほか、資金繰りにあえぐ事業所も出ている。

 取材に対し、井澗氏は「政策を訴える機会が少ない。後援会が政策をまとめたチラシを配っているが、どこまで浸透するか」と語る。玉置氏は「大規模な集会の一つを中止にした。気を使いながら回っているが、戦略を練り直さないと」と話す。大江氏は「SNSも活用しているが、有権者も敏感になっている。ひんしゅくを買わないようにしないといけない」という。

 白浜・田辺青年会議所は、同町阪田の白浜会館で公開討論会を開く予定だったが、現状を踏まえ、一般の聴講者は集めない形にする。現時点では、出席者やコーディネーターによる討論をウェブ配信やラジオ放送で届けられないか検討しているという。

 町では、35カ所の投票所に手指の消毒液を置く予定。4月22~25日に期日前投票所となる2カ所(町役場本庁舎、日置川拠点公民館)でも同様の措置を取るとしている。