和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年03月29日(日)

珍しいマキバタヒバリ撮影 みなべ町内で川辺さん

川辺淳太郎さんが撮影したマキバタヒバリ(和歌山県みなべ町で)
川辺淳太郎さんが撮影したマキバタヒバリ(和歌山県みなべ町で)
 和歌山県みなべ町で、国内の確認例が少ない旅鳥マキバタヒバリ(セキレイ科)が飛来しているのを、野鳥に詳しい田辺市上屋敷1丁目の川辺淳太郎さん(71)が見つけ、撮影した。

 マキバタヒバリは、全長約14センチで雄雌同色。頭からの上面はオリーブ褐色で黒褐色の縦斑(はん)がある。喉からの下面には黒褐色の小斑点があり、後ろ指の爪は長い。本州以南に渡来するタヒバリより一回り小さい。

 欧州北部から西シベリア北部、アイルランド、アイスランドなどで繁殖。冬季はアフリカ北部から欧州南部、中近東などへ渡り越冬する。

 日本に何らかの原因でコースを外れ迷って来たと考えられる。日本鳥類目録によると1997年2~3月に福岡県で初めて確認され、99年に沖縄県、2006年に奄美大島、11年1~3月に京都府などでも確認記録がある。

 みなべ町では、川辺さんが昨年11月21日、農耕地でタヒバリの群れの中にマキバタヒバリ1羽が交じっているのを発見し専門家に確認してもらった。その後、12月と今年1月にも見たが、2月に入って姿を見掛けなくなっていた。今月22日、越冬している様子を確認して撮影した。

 川辺さんは「日本での記録はたまにあるぐらいで、マキバタヒバリを確認したのは私は初めて。珍鳥の越冬が確認できる幸運に恵まれて感激している。この後は北方の大陸へ渡るので今月で見納めだと思う」と話している。