和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年05月29日(金)

和歌山県内で感染広がる 新型コロナ、田辺保健所管内でも新たに1人

田辺保健所が入る和歌山県西牟婁総合庁舎
田辺保健所が入る和歌山県西牟婁総合庁舎
新型コロナウイルスに関する相談窓口
新型コロナウイルスに関する相談窓口
 和歌山県内で新型コロナウイルスの感染が広がっている。和歌山県と和歌山市は5日、田辺保健所管内在住の50代男性宗教関係者と、和歌山市の70代男性開業医の感染を発表。6日には開業医と濃厚接触した2人の感染が分かった。和歌山県内の感染者はこれで累計26人となった。

 開業医は、和歌山市松江西1丁目の中谷内科循環器科の院長。4月2日夜に37・8度の発熱、4日に倦怠(けんたい)感があり、市内の医療機関を受診。肺炎が認められたため、連絡を受けた市が検査して同日、陽性が分かった。5日に医療機関に入院した。

 2日午前中まで診察し、3日以降は休診している。院長の接触者として、同居家族2人、4月1日と2日に診察した患者や、看護師2人、事務員2人、出入り業者合わせて40人程度について調査。6日までに60代の無職女性と40代の会社員男性が陽性と判明した。2人とも症状は軽いという。会社員男性の勤め先は奈良県。

 5日に陽性を確認した田辺保健所管内在住の50代男性は3月31日に38・9度の熱とせき、下痢を発症、4月1日に熱は下がったが、3日に再び発熱した。4日に医療機関を受診、別の病院に入院し、肺炎が認められた。

 男性は3月26日、仕事のため京都市を車で訪問。京都駅で合流した他の宗教関係者4人を乗せ、市内を回ったり、3カ所で会食したりして市内で宿泊。27日に帰宅した。

 京都で一緒に行動した4人のうち、1人は県内在住者。県は家族4人とともにウイルス検査をする。残る3人について県は、居住する自治体に濃厚接触者として連絡した。

 男性は発症前の30日には小グループと短時間、宗教行事を営んでおり、それに参加した6、7人の健康状態を観察している。京都市から帰宅後には他に行事を営んだり、人と密接に会話したりするような状況はなかったといい、仁坂吉伸知事は「京都で感染した可能性がかなり高い」との見方を示した。