和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年09月19日(土)

大規模災害に備え油圧ショベル配備 田辺市消防本部

田辺市消防本部に配備された油圧ショベル(和歌山県田辺市新庄町で)
田辺市消防本部に配備された油圧ショベル(和歌山県田辺市新庄町で)
 南海トラフ地震などの大規模災害に対応するため、総務省消防庁は、和歌山県の田辺市消防本部に油圧ショベルとその運送車を配備した。


 同庁は、各都道府県の消防本部で編成する緊急消防援助隊の体制を強化するため、全国各地に重機や水陸両用車などを無償で配備している。同隊は大規模災害が発生し、消防庁長官から要請を受けた場合に、被災地に出動して救助活動などに当たる。

 市消防本部に配備された油圧ショベルは、機体の重量が約3トン。全長は約4・7メートル、幅は約1・5メートル、高さ約2・5メートル。維持や管理の費用は市が負担する。遠隔からも操作できるため、倒壊の恐れがある建物や土砂災害の現場など、危険な箇所での作業も可能という。

 市消防本部では今後、職員の資格の取得などをして、油圧ショベルの操作員を養成。消防団との連携も視野に、訓練なども計画している。

 市消防本部の茨善行警防課長(51)は「管内で発生した風水害にもしっかり対応できるよう、操作員を養成し、部隊の練度を高めていきたい」と話している。