和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年08月08日(土)

19日まで休校延長 新型コロナで田辺・西牟婁の小中学校

和歌山県教育センター(和歌山県立情報交流センター)
和歌山県教育センター(和歌山県立情報交流センター)
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、和歌山県田辺・西牟婁の各教委は10日、12日までとしていた小中学校の休校を19日まで延長する方針を固めた。13日の入学式、始業式は規模を縮小して行う。部活動も休止を継続する。

 県教委から休校継続の要請が各市町教委にあり、田辺保健所管内で10日までに複数人の感染が確認されていることも考慮して判断した。

 田辺市教委によると、入学式や始業式は時間を短縮したり、出席者を限定したりする。対応は学校により異なるが、始業式を各教室でモニターを通じてしたり、校庭でしたりすることも検討している。子どもには原則マスクの着用を呼び掛ける。

 臨時休校中、自宅で過ごせない小学生については、これまで通り、学校で預かる。

 佐武正章教育長は「臨時休校で学習できなかった内容は、必要に応じて補充学習する。学校再開時は安心して登校してもらえるよう、新型コロナの対応マニュアルを各校に配布し、安全対策に努める」と話している。行事の見直しや夏休みの短縮なども検討するという。

 上富田町は再開後についても、感染防止のため、児童のバス通学を当面見合わせるよう保護者に呼び掛けている。

 県教委は、感染が発生していない新宮・東牟婁の各市町村には13日以降の再開(太地町は再開済み)を要請した。他にも発生していない地域はあるが、教職員の居住地なども勘案して決めた。

■県立校も休校継続

 県教委は10日、12日までとしていた県立学校の臨時休校を、一部を除き、19日まで延長すると発表した。新宮・東牟婁の4校は13日に再開する。

 今後については、感染状況などを踏まえ、翌週の対応について毎週金曜の午前10時に決定する。

 休校中も教職員は通常勤務だが、紀の川市の打田中学校で教員の集団感染が発生したことから、半数程度を在宅勤務にするなどし、一度に多くの教職員が職員室などで接触しない態勢を取るよう求めた。

 また、休校中の生徒は自宅で学習を進められるよう、副教材やプリントなどの活用を促すほか、一部高校で導入している「学習用動画」を全県立高校で13日から利用可能にする。教育関係業者が無料で提供しているもので、自宅のパソコンやスマートフォンで閲覧できる。通信環境が利用できない生徒は学校で、少人数で教員の指導を受けられるようにするという。