和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

和歌山県初のドローン隊発足 串本町消防本部

ドローン操縦の実演(23日、和歌山県串本町サンゴ台で)
ドローン操縦の実演(23日、和歌山県串本町サンゴ台で)
 和歌山県の串本町消防本部は23日、ドローンを災害現場で活用するためのチーム「無人航空機運用隊(ドローン隊)」を発足させた。消防本部が正式にチームを編成するのは県内で初めてで、災害現場を上空から撮影し情報収集をすることで、迅速な救助活動に役立てたいという。

 チーム発足は、串本ライオンズクラブ認証55周年記念事業の一環として昨年11月、同クラブからドローン1機が寄贈されたことがきっかけ。

 20~40代の同本部職員6人(男性5人、女性1人)がドローン操縦技術の習得のため今年1月に2日間、国土交通省が定める講習を受講。その後も操縦訓練を重ねてチームを編成した。チームの通称は「KushimotoF.D Aerial Shoot Technical Team(串本消防空撮専門隊)」の英語の頭文字を取って「KATT(カット)」とした。

 同本部によると、県内の消防本部にはドローン空撮ができる民間企業と協定を結んだり、操縦可能な職員が対応したりしてドローンを運用しているところはあるものの、本部内に正式にチームを発足させるのは初めてという。

 運用するドローンは最大20~25分間の飛行が可能。衛星利用測位システム(GPS)を搭載しており、動きを自動制御できるので風の影響を受けにくいといった高い性能を備えている。

 土砂災害や風水害の発生時、現場の被害状況を空撮して情報を収集したり、河川や海岸での行方不明者を捜索したりする場合などに活用する。