和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月20日(土)

春なのに積雪 和歌山県田辺市の護摩壇山

積雪で真っ白になった護摩壇山山頂付近(14日午前10時半ごろ、和歌山県田辺市龍神村で)
積雪で真っ白になった護摩壇山山頂付近(14日午前10時半ごろ、和歌山県田辺市龍神村で)
 和歌山県田辺市龍神村の護摩壇山(1372メートル)の山頂付近で14日、雪が積もった。深い所では10センチ以上あった。4月中旬の積雪は珍しく、ごまさんスカイタワーの従業員も「ここに来て5年になるが初めて」と驚いている。

 従業員によると13日夕方には、みぞれのようなものが降っていた。14日朝、早めに出勤したら、千メートルを超えた山の斜面は真っ白で路面は凍結し、バスやトラックはチェーンを装着していたという。樹木には霧氷もできた。

 和歌山地方気象台によると低気圧が発達して冬型の気圧配置となり、この時季としては強い寒気が入り込んだ。

 14日午前の紀南の最低気温は龍神(田辺市)が最も低く5・2度。県内では高野山(高野町)の1・8度で、ともに4月上旬並みだった。