和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年08月20日(火)

古道の通行止め一時解除 台風被害の赤木越ルート

災害の傷痕は残るが、一時的に通行止めが解除された熊野古道「赤木越」ルートの入り口付近(25日、和歌山県田辺市本宮町三越で)
災害の傷痕は残るが、一時的に通行止めが解除された熊野古道「赤木越」ルートの入り口付近(25日、和歌山県田辺市本宮町三越で)
 昨年8月下旬の台風20号以降、通行止めとなっていた和歌山県田辺市本宮町の熊野古道「赤木越」ルートが25日、約8カ月ぶりに通行できるようになった。一部の復旧が終わったことから、観光客が増えるゴールデンウイーク(GW)を前に通行止めを一時的に解除した。

 熊野古道「赤木越」は湯の峰温泉から西へ三越峠に至る古道で、2016年、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録された。湯の峰温泉に宿泊した人らが、熊野本宮大社などを周遊できるコースの一部としても人気が高い。

 熊野本宮観光協会によると、災害によって船玉神社近くの赤木越ルート入り口付近に架かる橋や道が流失したほか、世界遺産に登録されている部分へとつながる作業道も崩れた。簡易な丸太の橋を設け、作業道の復旧も終わったことから、通行止めを一時解除した。

 ただ、解除は25日~6月2日で、その後、橋や道の本格的な復旧が始まることから、再び通行できなくなる。また、解除期間中でも、大雨が降った場合は通行できないことがある。