和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月11日(土)

「散歩の効能」

 最近、田辺の市街地や堤防沿いを散歩する人が増えている。朝早くから一人、黙々と歩くお年寄りもいるし、昼間に少人数で語らいながら歩く人もいる▼僕も10年以上前から毎日、1時間余りの散歩を日課にしているが、こんなに多くの人と出会うようになったのは初めてだ。新型コロナウイルス騒ぎで社会状況が一変し、運動不足を補いたいという人が増えているのだろう。夜、街路灯の明かりを頼りに、広い歩道を軽快に走っている中高生も少なくない▼医師で作家の鎌田實氏が日刊スポーツで、こんな話を紹介していた。「朝食前と朝食後のグループに分けて運動効果を調べると、朝食前に運動する人の方が2倍も脂肪燃焼量が多く、血糖値も低かった」「朝の運動が高齢者の意思決定能力などの認知能力を改善させる」「ずっと座っているより、1時間に2分、スクワットやかかと落としをするのが最適」――▼軽くてもいい。運動する習慣を日々の生活に取り入れると、体調が整い、認知能力も改善するというのだ。僕も、雨の日も含めた毎日の散歩で体重は8キロほど減り、血糖値や中性脂肪の数値もかなり改善した。その間、風邪一つひいたことがない▼新型コロナウイルスに関する昨今の状況を見ていると、当分の間は不自由な生活を強いられそうだ。ならばそれを逆手に取って、運動習慣を日々の生活に取り入れてみよう。爽快な気分で過ごせるに違いない。(石)