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2020年06月04日(木)

無印良品、コオロギせんべいを発売 素材を生かすため余計な原料使用せず

無印良品の『コオロギせんべい』
無印良品の『コオロギせんべい』
 無印良品を展開する株式会社良品計画は13日、『コオロギせんべい』を無印良品のネットストアで20日から先行販売することを発表した。

【写真】エビに近い香りの無印良品『コオロギせんべい』

 同社は生活に必要な商品の販売のみならず、社会で起きている課題に目を向けているという。同製品は世界の急激な人口増による、今後の食糧確保と環境問題などの課題を考えるきっかけになればという思いから、昆虫食先進国のフィンランドを訪問するなど情報収集を行い、その結果、昆虫食研究の最先端を走っている徳島大学と協業し、コオロギを食材とするための取り組みを始めた。

 昆虫は主な動物性たんばく資源の家畜に比べ、主要な栄養素を多く体内に含むため、栄養素を効率よく摂取することができるという。さらに、生育する際の温室効果ガス排出量や、必要な水やエサの量が少なく、環境負荷も軽減されると言われている。国連食糧農業機関 (FAO)も、栄養価が高く環境への負荷も少ないという理由で、家畜の代替として昆虫食を推奨している。中でも飼育しやすく効率的に生産できるコオロギは食用に適しているため、国内外で注目。徳島大学のノウハウで生産された食用コオロギを原料として使用し、原料から製品の製造までを日本国内で行い、安全性も確保され供給面についても安定した体制を整えている。

 コオロギせんべいは、徳島大学の研究をベースに飼育された「フタホシコオロギ」という熱帯性のコオロギを使用。衛生的で安全な環境で飼育され、温度や湿度を一定に保つことにより通年産卵させることが可能で、食用に使用する量を生産する。また、おいしく食べられるようにコオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこみ、コオロギの味を活かすために余計な原料を使わず、シンプルな配合に。エビに近い香ばしい風味を楽しむことができるという。

 また、食用コオロギパウダーは、えびやカニなどの甲殻類と類似した成分が含まれているため、えびやカニのアレルギーを持つ人には控えるように呼び掛けている。

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