和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月20日(火)

高校野球「代替大会を」 市町議員らが県連盟会長に要望

夏の甲子園中止を受けて和歌山県独自の代替大会を開いてもらおうと、県高野連の愛須貴志会長(右)に要望書や署名を手渡す真砂充敏市長=4日、和歌山県田辺市役所で
夏の甲子園中止を受けて和歌山県独自の代替大会を開いてもらおうと、県高野連の愛須貴志会長(右)に要望書や署名を手渡す真砂充敏市長=4日、和歌山県田辺市役所で
 新型コロナウイルスの影響で今夏の甲子園大会と出場権を争う和歌山県大会が中止になったことを受け、真砂充敏田辺市長と周辺市町の議員有志が4日、田辺市役所で、県高校野球連盟の愛須貴志会長に県独自の大会の開催を要望した。

 県内では全国高校総体(インターハイ)の中止が決まった4月、和歌山東高校硬式野球部の保護者会長が、県独自の代替大会の開催を要望する署名活動を始めた。紀南からも田辺市とその周辺町にある高校硬式野球部のOB会や議員が中心になって署名を集めている。

 議員有志を代表して、みなべ町の宮﨑繁幸議員ら町議や市議の5人が田辺市役所を訪れた。真砂市長に各校OB会の要望書や署名の一部を預け、市長室で真砂市長が愛須会長に手渡した。

 真砂市長は「紀南でも議員さんらを中心に独自大会開催を要望する動きがあり、私自身も気持ちは同じ」と説明した。宮﨑議員は「甲子園を夢見て苦しい練習を積み重ねた選手の気持ちを思うと、ありきたりな言葉を掛けることはできない。せめてこういった形でお手伝いができたら」と訴えた。上富田町の木本眞次議員は「夏休みが1週間しかなく、土日曜に大会を開くためには県の中間である田辺市や上富田町の球場を使わせてもらえれば」と提案した。

 愛須会長は田辺高校硬式野球部のOBで元監督。高校の通常授業がまだ始まっておらず、選手のコンディションなどさまざまな問題がある中、9日に県高野連の理事会で代替大会について話し合うと説明した上で「ありがたいこと。野球に対する皆さんの熱い思いが伝わった。実現に向けてできる限り努力する」と述べた。