和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年05月27日(月)

津波からの守護に感謝 みなべの鹿島神社で明神祭

舞を奉納するみこ(3日、和歌山県みなべ町沖の鹿島で)
舞を奉納するみこ(3日、和歌山県みなべ町沖の鹿島で)
 和歌山県みなべ町沖の鹿島にある鹿島神社本殿で3日、明神祭があった。江戸時代、鹿島の神が津波から住民を守ったと伝えられ、その感謝の祭礼として毎年営んでいる。小谷芳正町長や総代役員、地元の人らが船で渡り、参拝した。昨年は悪天候で渡れずに陸の神社で営み、島での神事は2年ぶり。

 神社由緒略記によると、明神祭は鹿島神社の三大祭の一つ。江戸時代にあった2回の大地震・大津波の際、島中神社に祭る鹿島神が火の玉となって大津波を他所へ誘導し、南部郷の被害をわずかにとどめ、民家を救ったことから感謝の祭礼を続けている。

 島の本殿では午前10時半ごろから神事があり、亀井隆行宮司が祝詞を奏上し、町を災害から守ってもらえるように祈った。東京医療保健大学2年の中川七海さん、県立医科大学保健看護学部2年の尾崎葉也瑠さん、神島高校3年の尾崎美友さん、神島高校2年の山本恵未さんがみこの舞を奉納した。