和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年08月04日(火)

日高地方では発生確認なし 外来のクビアカツヤカミキリ

クビアカツヤカミキリが出す「フラス」(和歌山県かつらぎ町で)。早期対策のため、こうした痕跡を見つけた場合の連絡を日高振興局が呼び掛けている
クビアカツヤカミキリが出す「フラス」(和歌山県かつらぎ町で)。早期対策のため、こうした痕跡を見つけた場合の連絡を日高振興局が呼び掛けている
 和歌山県の日高地方クビアカツヤカミキリ連絡会議は、日高地方のサクラ植栽地85カ所で5月25日~6月4日、外来虫のクビアカツヤカミキリの調査をしたが、発生は確認できなかったと8日に発表した。

 サクラやモモ、梅などのバラ科の木を食い荒らし枯らせる特定外来生物。体全体は黒く光沢がある。胸部が赤く、突起があるのが特徴。木くずやふんが混じったうどん状やひき肉状の「フラス」を出す。

 調査は各市町やJA紀州、県の関係機関が参加し、サクラ植栽地の計2812本について、木の根元から高さ4メートルまでの所でフラスの発生を目視で確認した。みなべ町内では島ノ瀬ダムや清川球場、小中学校の木など20カ所、計558本を調べた。

 梅園については、日高果樹技術者協議会による梅着果調査(4月下旬と5月中旬、148園)の際に、クビアカツヤカミキリの発生も調べたが、確認はなかったという。

 次回は7月下旬と11月下旬に予定している。成虫やフラスを見つけた時は各市町の農業担当課、JA紀州営農指導員、日高振興局農業水産振興課(0738・24・2930)まで連絡を呼び掛けている。

 昨年以降、かつらぎ町や岩出市のモモやスモモ園で被害が確認されており、今年5月には、かつらぎ町の梅の木でも被害が見つかった。梅の産地である紀南地方でも、関係者が今後の拡大に危機感を持っている。