和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年05月27日(月)

小さな無人駅に活気 JR岩代駅の一日イベント

OJINSの3人による菓子まきでは、子どもたちが歓声を上げて拾った(和歌山県みなべ町西岩代のJR岩代駅近くで)
OJINSの3人による菓子まきでは、子どもたちが歓声を上げて拾った(和歌山県みなべ町西岩代のJR岩代駅近くで)
 和歌山県みなべ町西岩代のJR岩代駅で5日、地域を元気にしようと地元の人らが初のイベント「一日限りの梅星BAR」を開いた。小さな無人駅に大勢が集まって飲食するなど活気づき、主催したメンバーの一人は「これをきっかけにさらに地域活性化に努めていきたい」と語った。

 岩代大梅林が休園し、高齢化、後継者不足といった課題がある地域で、梅を生産する松川哲朗さん(61)、出口晴夫さん(60)、川崎雅史さん(60)の同級生3人組「OJINS(おじんず)」を中心にした梅星プロジェクト委員会が主催。有志やJR、町が協力した。

 普通電車で多くの人が来場したといい、駅舎の中では梅酒やビール、コーヒー、駅前ではピザや焼き鳥、小物、地元物産などの販売があり、来場者は飲み物を片手に会話を楽しみ、交流した。近くの空き地では、よさこい演舞や音楽などのステージイベントで観客を楽しませ、無料の菓子まきは、子どもたちの歓声に包まれた。

 日が暮れると、駅から岩代王子までの間に並べられた、地元の子どもたちが描いたこいのぼりの絵を張り付けた灯ろうの火が道沿いを彩った。

 岩代王子近くでは、望遠鏡による星空観察会があった。かに座のプレセペ星団を見ることができ、参加者は「肉眼では見えないのにすごく見える」「きれい」と言い、喜んだ。