和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月14日(火)

ハマユウ優雅に開花 紀南の沿岸部

ハマユウ
ハマユウ
 和歌山県紀南地方の沿岸部で、ハマユウ(浜木綿)が優雅な白い花を咲かせている。

 海辺に生えるヒガンバナ科の多年草。白色の偽茎(ぎけい)を白い木綿に見立てたことが名前の由来とされ、砂浜に生え、常緑の葉がオモトに似ていることからハマオモト(浜万年青)とも呼ばれる。

 新宮市にある世界遺産の熊野古道「高野坂」近くにある孔島(新宮市三輪崎)では、同市の花であるハマユウが群生=写真。辺りは「久嶋(孔島)鈴島植物群落」として市の天然記念物になっており、芳香のある花が散策に訪れた人たちを楽しませている。

 日本最古の歌集である「万葉集」には「み熊野の浦の浜木綿百重(ももへ)なす心は思へど直(ただ)に逢(あ)はぬかも」と詠んだ柿本人麻呂の和歌が収められている。