和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年09月23日(水)

遭難軍艦のガイド本出版 トルコの海洋考古学博士

ガイドブックを手にするベルタ・リエドさん
ガイドブックを手にするベルタ・リエドさん
 1890年に和歌山県串本町の樫野崎沖で遭難した、トルコ軍艦エルトゥールル号の考古学発掘調査メンバーの一人で海洋考古学博士のベルタ・リエドさん(48)が、エ号の歴史や発掘調査について説明したガイドブック「フリゲート・エルトゥルル」を出版した。


 エ号の遺品の発掘調査プロジェクトは2007年にスタートし、15年までに遭難海域から引き揚げられた遺品は計8130点。同町姫の旧養春小学校内にあるエルトゥールルリサーチセンターに6524点、トルコに1606点保管されている。

 本では、プロジェクトの始まりから水中発掘調査の模様、金貨、皿、鍋、楽器など出土品についての説明、エ号の歴史などを写真入りで掲載。日本語と英語で書かれており、日本語訳は同センター研究管理者の枠谷かおりさんが担当した。

 本はA5判、76ページ。オールカラー。税込み千円で町内のトルコ記念館、南紀串本観光協会、町トルコ文化センター、ホテル&リゾーツ和歌山串本で販売している。売上金は現在も継続中の調査費に充てられる。