和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年05月27日(月)

大喜利使用も“想定内”、話題の「再現CGメーカー」開発者明かす“遊び”の仕掛け

大喜利使用も“想定内”、話題の「再現CGメーカー」
大喜利使用も“想定内”、話題の「再現CGメーカー」
 ニュース番組などで見かけることが多い、再現CG。現場の状況を分かりやすく伝えるために使用される無機質なCGだが、アプリを使って誰でも簡単に作ることができると話題になり、好きなアニメやドラマのシーンの再現や大喜利合戦でSNSは大いに盛り上がった。そんな「再現CGメーカー」を開発した西尾純さん、本村拓也さん、渡邉裕史さんに開発のきっかけや再現CGの楽しみ方、利用方法の裏技などを聞いた。

【写真】漫画『HUNTER×HUNTER』のあのシーンも再現! 無機質なオブジェクトのコミカルな動きがシュール

■オブジェクトの採用には“制約”を意識「俳句で言う五七五のように、決められた枠の中で表現してほしかった」

――これまでもアプリを開発されてきたということですが、どのようなアプリを手がけてこられたのですか?

「開発メンバーは、エンジニア兼企画の西尾純、エンジニア兼デザインの本村拓也、リードエンジニアの渡邉裕史の3人です。全員スマートフォン向けゲームを作っていたエンジニアです。それぞれ個人でアプリ開発を手がけていて、ニュースアプリ、知育アプリ、ARアプリなどさまざまなジャンルで100本以上のアプリをリリースしています」

――さまざまなアプリを手がける中で、なぜ、再現CGメーカーを作ろうと思ったのですか? 再現CGに目を付け、制作しようと思ったきっかけを教えてください。

「きっかけは、ニュースの再現CGでシュールなものがネット上で話題になっていたので。
これを誰でも簡単に作ることができたらおもしろいだろうなと思いました」

――大喜利や、再現CGの画像を投稿しどの“場面”なのかを当てるというSNSでのコミュニケーションも盛り上がっていますね。このような使い方も想定していましたか?

「独特のシュールさを活かして大喜利のような形でも楽しんでもらえるといいなとは、企画段階から思っていました。自分の身の回りに起きたちょっとしたことや、伝えたかったシーンを写真や絵でなくても視覚的に表現して共感できるツールとして活用してもらえると嬉しいですね。SNSで投稿されている形は、望んだ形で利用していただいています。想定外でおもしろい用途としては、マンションの注意書きや言語学習の教材の挿し絵としての活用などがありました」

――ユーザーがアップしているCGで、気になったものはありましたか?

「新しい表現で作られている作品は気になりましたね。たとえば、葛飾北斎の『富嶽三十六景』を描いたCGですね。青色の人のオブジェクトを波に見立て、飛沫の部分には恐竜のオブジェクトを使っているんですけど、着眼点やオブジェクトの使い方はすごいの一言につきます! 是非検索して見てみてほしいです。また、ポケモンのゲーム内での戦闘シーン『オムナイトのみずでっぽう』というCGも、ここまで精巧に再現できることに驚きました」

――人間のポーズなど、変わったオブジェクトも多いなという印象ですが、どのような採用基準だったのでしょうか?

「アプリの企画時に、ポーズやオブジェクトはある程度制約を入れようと考えていました。たとえば俳句でいうと季語や文字数など、ある程度の制約の中で詠むといったルールがありますよね。そのように、一定の制約の中で表現することも楽しさの一つだと考えたからです。『富嶽三十六景』なんかは、そういった制限を最大限に生かして完成した名作だと思います」

■SNS拡散は狙い通り「投稿したくなる要素を一連の流れとして組み込んだ」

――話題になった理由をどう分析しますか?

「まずは、文字・写真・絵以外の表現ツールとして新しい形を提供できたこと。また、さきほども言いましたが、制約がある中で表現をするというのは楽しむための重要な要素だと思います。それと、無料なので気軽に始められること、SNSへ投稿することを考慮して、一連の流れとして組み込んだことで、拡散しやすかったのもよかったのかなと思います」

――SNS投稿で貯めたポイントを使ってガチャをして、ポーズなどが増えるシステムも、拡散を後押ししましたよね。

「SNSに投稿したくなる仕組みを用意することで、自然と多くの方の目に留まるのでは、と期待していました。実際に思った通り拡散してもらえて嬉しかったです。ガチャを導入したのは、最初からたくさんのポーズやオブジェクトが使えてしまうと、毎日プレイする動機が減ってしまうのではと思ったからです。また、ガチャはそれだけで一つのゲーム性があるので、ユーザーが継続的に楽しめる要素になっているかなと思います」

――もっとこうすればよかったという点はありますか?

「開発中はここまで一気に広まるとは思っていなかったので、広告を真面目に実装していなかったことは失敗だったかも。もったいないといろんな方からツッコまれました(笑)」

――それはもったいない!(笑)アプリには、これを知っておくともっといい再現CGが作れるという技はありますか?

「ガイドにも書いてある内容ですが、3本指でスワイプすると光の向きを調整できます。影を使うことでうまく表現できることもあるのでぜひ活用してください。あとは、タイトル画面でスマートフォンを傾けると少し背景が動きます(笑)。たくさんの方に遊んでいただいて大変うれしいです。今後も再現CGメーカーをよろしくお願いいたします」

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