和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年12月04日(土)

三川の産直コーナー設置 23日から大塔道の駅

産物の出品に向けて準備を進める関係者(和歌山県田辺市鮎川で)
産物の出品に向けて準備を進める関係者(和歌山県田辺市鮎川で)
 和歌山県田辺市鮎川の国道311号沿いにある道の駅「ふるさとセンター大塔」に、同市三川地域(旧大塔村)の住民が市街地で営んでいた産直店「三川夢来人(むらびと)の舘」の取り組みを受け継ぐ産直コーナーができる。23日からショーケースに産物を並べる予定で、関係者は「少しでも住民の生きがいになれば」と話している。

 三川夢来人の舘は、自家用に栽培した農産物を販売して収入につなげることや住民の生きがいづくりなどを目的に2010年7月、海蔵寺通りに出店。地域の約50世帯が会員となって野菜や花木、総菜、手作り雑貨などを販売してきた一方で、会員の多くが80歳を超えるなど高齢化も進んだ。「出品を続けていくのがしんどい」といった声が高まり、開店から10年を区切りとして、今年6月に閉店した。

 ただ、「まだやりたい」という人や「三川の産物を買いたい」といった声もあったことから、会員有志で「三川夢来会」を結成。道の駅に産直コーナーを設けることになった。

 産直コーナーは、道の駅を訪れた人の目に留まりやすいよう、施設入り口のすぐそばに冷蔵ショーケースを置くなどして開設。長雨の影響で野菜などは少ないが、23日にはラッキョウ漬けや新茶、山菜などが並ぶ予定で、その後はブルーベリーのジャムや総菜、花木なども増やしていきたいという。田辺市も、夢来人の舘が営業していた時と同じように、集落支援員が集荷などの面で応援する。

 三川夢来会の代表を務める日向浩子さん(58)=田辺市合川=は「栽培したものを販売することは、皆の生きがいにもなっている。会員の減少により厳しいところもあるかもしれないが、今後も地域のために続けていきたい」と話している。会員は現在15人で、随時募集中という。

 ふるさとセンター大塔の営業時間は午前9時~午後5時45分で、火曜定休。

 問い合わせは大塔村商工会内の大塔村観光事業振興会(0739・49・0171)へ。