和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月20日(日)

横断歩道は歩行者優先 和歌山県警が取り締まり強化

春の全国交通安全運動初日、ドライバーに交通安全を呼び掛ける啓発活動の参加者(和歌山県白浜町で)
春の全国交通安全運動初日、ドライバーに交通安全を呼び掛ける啓発活動の参加者(和歌山県白浜町で)
 車が横断歩道の歩行者をはねる事故が相次いでいる。11日から始まった春の全国交通安全運動では、横断歩道における歩行者優先を重点目標に盛り込み、和歌山県警が取り締まりを強化している。白浜署交通課の東護課長(36)は「事故を防ぐため、横断歩道を通るときはスピードを落とし、横断者がいれば停止して」と訴えている。

 神戸市で4月、バスが横断歩道に突っ込んで20代の男女2人が死亡。千葉県では、登校中に青信号の横断歩道を渡っていた女子児童2人が軽乗用車にはねられ1人が死亡、もう1人が重傷を負った。東京都でも乗用車が暴走し、横断歩道で自転車に乗っていた母子が死亡する事故も起きた。

 県警によると、県内でも歩行者が事故に巻き込まれるケースが多く、2018年中の交通事故による死者36人(前年比2人減)のうち、歩行者が15人を占めた。

 また、横断歩道上での人身事故は65件に上り、事故による死者は4人。今年1~4月にも事故は16件(概数)発生し、1人が亡くなった。

 道路交通法では、信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいれば、車は停止しなければならないと定めている。歩行者の通行を妨げると「横断歩行者等妨害等」の違反となり、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金の罰則もある。

 事故を防ごうと県警は取り締まりを強化。横断歩行者妨害の検挙件数は17年279件だったが、18年中には496件に増えた。