和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月18日(金)

古道の安全再検証 死亡事故受け田辺市

 和歌山県田辺市本宮町で10日、熊野古道を歩いていた外国人女性が、道沿いの斜面を滑落し、頭を打つなどして死亡した。これを受け、市は13日に会議を開き、古道の安全性を再検証する方針を確認した。

 会議は観光や文化財、消防などの関係部署から13人が出席し、非公開で行った。古道には道幅が狭い区間(事故現場は約80センチ)もあり、山道を歩き慣れていない人の視点による安全点検や、注意を喚起する看板設置の必要性について意見が出たという。

 近年急増している外国人観光客の中には、日没近くになってから古道に入ろうとしたり、山中でテントを張ったりする事例があり、関係者を悩ませている。安全に歩いてもらうため、こうした外国人客への啓発も課題になっている。