和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年09月19日(土)

「広島原爆の日」に平和の鐘 田辺の不動寺

「広島原爆の日」に平和の鐘を響かせる参加者(6日、和歌山県田辺市長野で)
「広島原爆の日」に平和の鐘を響かせる参加者(6日、和歌山県田辺市長野で)
 広島に原爆が投下されて75年を迎えた6日、紀南ユネスコ協会(濵野公二会長)が、和歌山県田辺市長野の不動寺で「平和の鐘」を鳴らした。参加者一人一人が鐘をたたき、犠牲者の冥福とともに世界の平和を祈願した。

 原爆は太平洋戦争末期の1945年8月6日午前8時15分に投下された。毎年、広島市ではこの日に平和記念式典が開かれており、同協会も「平和への願いを込めて、世界の隅々まで鐘の音を響かせたい」として1989年から田辺・西牟婁の寺で、平和の鐘を鳴らしている。

 この日は協会の会員や地域住民ら約30人が参加した。濵野会長(69)が「本日は皆さんで平和を希求して祈り、この小高い丘から平和の鐘を鳴らしたい」とあいさつ。同寺の西田拓大住職(48)も「戦争は人を殺す最たるものだが、過去の歴史がなかなか伝わっていない。大人がしっかり学び、子どもに伝えることが本当に大事」と述べ、読経して平和について説法。その後、参加者が順番に鐘の音を響かせた。