和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年05月22日(水)

横断歩道は歩行者優先 和歌山県警がステッカーで啓発

横断歩行者優先を周知するためのステッカー
横断歩行者優先を周知するためのステッカー
 昨年の調査で、和歌山県内の横断歩道の車両一時停止率が、全国3番目に低かったことを受け、県警は15日、県内各地を走るバスやタクシー、トラックに張ってもらおうと「STOP!横断歩行者妨害」と書いたステッカーを関係団体に贈った。

 ステッカーはマグネットシート型で、縦4センチ、横15センチ。3千枚作製し、県トラック協会、県バス協会、県タクシー協会、県ハイヤー・タクシー協会、県個人タクシー協同組合の5団体に贈った。各事業用車両に貼付する。トラック協会とバス協会は、これと別に大型車両用に独自に大きめのステッカーを作った。

 日本自動車連盟(JAF)が昨夏に全国調査したところ、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとする場合の車の一時停止率は8・6%。このうち、和歌山県は1・4%で、栃木県(0・9%)、広島県(1・0%)に次ぐ低さだった。県警によると、県内の横断歩道での歩行者の事故は、昨年72件で、4人が死亡した。今年は4月末までに18件あり、2人が亡くなった。

 県警は、横断歩道での歩行者優先について、速やかに周知徹底する必要があると危機感を持ち、運輸関係団体らと対策会議を開き、ステッカーの取り組みを決めた。

 ステッカー贈呈式が、和歌山市の交通センターであり、県警の島泰弘交通部長が各団体の代表らに手渡した。