和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月31日(土)

本紙元副社長 谷川宗一さん死去/地域の文化事業にも貢献

谷川宗一さん
谷川宗一さん
 谷川宗一さん(たにがわ・そういち=元紀伊民報副社長)23日午後2時5分、くも膜下出血により搬送先の和歌山県田辺市内の病院で死去、95歳。葬儀・告別式は25日に近親者で執り行った。喪主は長男貴彦(たかひこ)さん。自宅は田辺市明洋2丁目1の28。

 1946年、紀伊民報の前身である紀州民報に入社。当時の社長で後に自治相となった故早川崇さんから「選挙を手伝ってほしい」と請われたのがきっかけだった。まもなく新聞経営が故小山周次郎さん(元紀伊民報会長)に引き継がれ、紀伊民報として再スタートした後も、主力編集部員として活躍。地方紙が乱立し競争が激しかった紀南地域にあって、警察や行政分野を中心に取材に奔走した。

 文化活動にも熱心に取り組み、音楽や演劇など文化事業に力を入れた。俳句に造詣が深く、長期にわたって市民俳句大会の選者を務めた。

 副社長と編集長を兼務して経営と後進の育成に努め、2008年に副社長を退任。以降は16年まで監査役や相談役を務めた。