和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月19日(金)

小学生35年連続過去最少 和歌山県、昨年度より937人減

小中学校数と児童生徒数(和歌山県印南町以南)5月1日現在
小中学校数と児童生徒数(和歌山県印南町以南)5月1日現在
 本年度の和歌山県内小学生は昨年度より937人少ない4万4501人、中学生は176人少ない2万3633人となった。小学生は35年連続、中学生は11年連続で過去最少を更新した。文部科学省の「学校基本調査」(速報)で分かった。

 1948年度から、毎年5月1日現在の児童生徒数を調査している。県内小学生数は58年度に過去最多の13万9708人を記録したが、81年度(10万6823人)から減少が続いている。86年度に過去最少の9万1441人となり、以降連続して最少記録を更新し続けている。

 中学生は2010年度の3万296人から連続して減少し、過去最少を更新している。過去最多は1962年度の7万7233人だった。

 本年度、市町村別で小学生数が最も多いのは和歌山市の1万7454人(義務教育学校を除く)、次に田辺市3528人、岩出市2992人、橋本市2947人、紀の川市2887人など。少ないのは北山村19人、太地町77人、古座川町83人、高野町102人、すさみ町138人など。

 中学生数は多い方から和歌山市9754人(同)、田辺市1911人、橋本市1573人、紀の川市1399人、岩出市1368人など。少ない方から北山村6人、高野町30人、太地町47人、すさみ町68人、古座川町92人など。

 高校生は昨年度より1284人少ない2万4240人で、10年連続で減少した。

 学校数は私立を含め、小学校は248校、中学校は128校。いずれも昨年度より1校ずつ減少し、過去最少を更新した。高校は47校で、昨年度と変わらない。