和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月22日(火)

援農ボランティア滞在に空き家整備 古座川町七川

空き家を改修した援農ボランティア用住宅(和歌山県古座川町平井で)
空き家を改修した援農ボランティア用住宅(和歌山県古座川町平井で)
 和歌山県古座川町七川地域の活性化に取り組む「七川ふるさとづくり協議会」は、地域内の空き家を改修し、援農ボランティアが滞在するための住宅2棟を整備した。空き家の増加が全国的に問題になる中、協議会は「空き家を有効活用できれば、地域の活気につながる」と期待を寄せている。

 山間部にある七川地域は町特産のユズの栽培が盛んだが、農家の高齢化に伴い担い手不足が問題になっている。高齢農家を支援するため、農事組合法人「古座川ゆず平井の里」(古座川町平井)が窓口となり、収穫期などに地域外から援農ボランティアを受け入れる取り組みをしているが、参加者の宿泊場所の確保が課題の一つだった。

 住宅は2棟とも同町平井にある。1棟は北海道大学和歌山研究林庁舎横。もう1棟はそこから少し離れた大原平と呼ばれる所にある。いずれも木造平屋でトイレやキッチンなどを改修をし、冷蔵庫やエアコン、洗濯機、炊飯器など家電製品も新たに購入。国の過疎対策事業による補助金約250万円を活用した。

 利用の対象者は、地域の農業に協力・貢献したい▽協議会や地域内の団体が主催する農業イベントに参加したい▽将来七川地域への移住を検討している―といった目的や意思のある人。

 初めて利用する場合は3泊4日が上限。大原平の住宅は主に長期滞在者向けで期間は1~3カ月。就農希望者は最長6カ月まで延長が可能。宿泊費は協力金(光熱費など含む)として1人1泊2千円(小学生以下は無料)。寝具は有料で貸し出している。

 問い合わせ、申し込みは月、水、金曜午前9時~正午に七川ふるさとづくり協議会事務局(0735・70・0686)へ。