和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年03月09日(火)

防災無線聞こえなくなった みなべ町、デジタル化の弊害改善へ

 和歌山県みなべ町は防災行政無線のデジタル化を進めているが、旧南部町内の一部では「放送が聞こえなくなった」という声が出ている。新たに高性能スピーカーを設置し、以前あったアナログ式のスピーカーを廃止したことが影響しており、町は改善に向けて対応していくという。

 デジタル化に伴い、津波被害の影響を受けないと想定される同町気佐藤の津波避難センター、同町北道の南部小学校に高性能スピーカーを新たに設置した。それに伴い、北道や南道の計三つのアナログ式スピーカーを廃止したが、一部の住民から「今まで聞こえていたのが、聞こえなくなった」「聞こえにくい」といった声が出たという。

 25日には新町、南道、新庄、片町の各区長が町に状況を説明し、改善を要望した。

 町総務課によると、高性能スピーカーによって、より遠くへ音声を届ける設計だったが、実際運用すると、聞こえないという所も出てきたという。戸別受信機はそばに置いていないと聞こえず、メール配信サービスも高齢者には難しいという声もあり、町は北道と南道地区のもともとアナログ式スピーカーがあった場所にデジタル対応のスピーカーを設置する予定。他の地区でも改善を図っていくという。