和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月29日(日)

みなべの海大きく育ってね 園児がクエの稚魚放流

クエの稚魚を放流する上南部こども園の園児(9月30日、和歌山県みなべ町堺で)
クエの稚魚を放流する上南部こども園の園児(9月30日、和歌山県みなべ町堺で)
 和歌山県みなべ町堺の森の鼻で9月30日、同町西本庄にある上南部こども園の年長児38人がクエの稚魚を放流した。

 紀州日高漁協南部町支所が、県から提供を受けてクエ種苗の中間育成事業をしており、漁協はこの日、体長10センチほどに成長した稚魚3600匹を放流。その一部を園児が放流した。

 放流に先立ち堺漁港で、環境省田辺管理官事務所の戸口協子さんが子どもたちに絵を見せながら、海ではプランクトンや海藻を貝やカニが食べて、それをタコや魚、人間が食べてと連鎖していることを説明。「生き物を育む海を守っていきましょうね」と呼び掛けた。

 森の鼻に移動した園児は、組合員からバケツに入ったクエを受け取ると、大事そうに波打ち際まで運び、海に放った。園児は「ばいばーい」と言って、クエの成長を願っていた。