和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年12月03日(木)

定期便利用が回復傾向 南紀白浜―羽田

到着口から出てくる羽田からの日本航空定期便の搭乗客(3日午前8時50分ごろ、和歌山県白浜町の南紀白浜空港で)
到着口から出てくる羽田からの日本航空定期便の搭乗客(3日午前8時50分ごろ、和歌山県白浜町の南紀白浜空港で)
白浜ー羽田線の月別乗客数
白浜ー羽田線の月別乗客数
 日本航空の南紀白浜(和歌山県白浜町)―羽田(東京)定期便の利用が、徐々に回復している。10月に入り、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対象に東京発着の旅行が追加されたこともあり、白浜温泉街の観光関係者らは、その効果に期待している。


 3日午前8時40分ごろに白浜空港に到着した定期便には、約90人が搭乗。観光客とみられる人も多く見られた。

 東京都港区、会社員男性(36)は、レジャー施設「アドベンチャーワールド」でジャイアントパンダを観賞することを主目的に、家族4人で白浜に1泊するという。「3月から5月、5月から今回と、予定を2度延期してようやく来られた。ちょうど『Go To』が利用できてラッキーだった」と話していた。

 南紀白浜エアポートによると、9月の日航定期便利用者は9503人。昨年同月比でマイナス37・29%だが、5月のマイナス97・93%、6月のマイナス91・39%などと比べると回復してきている。

 ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を掛け合わせた「ワーケーション」の体験や視察も多いと言い、同社の担当者は「ビジネス客の後に、観光客の利用も戻ってきたという感じ。『Go To』の対象に東京が追加されたことで、今後もプラスの影響はあると思う」と今後に期待する。

 新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けた白浜温泉街でも〝東京追加〟への期待は小さくない。

 白浜町の観光データによると、宿泊客のうち関東甲信越からの来訪は全体の1割ほど。それでも、ある宿泊施設の幹部は「その1割があるのとないのでは全然違う」と話している。