和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月25日(水)

木おけの作り方学ぶ 近野小3、4年生が地域学習

松本さんから、おけの作り方を学ぶ児童(和歌山県田辺市中辺路町で)
松本さんから、おけの作り方を学ぶ児童(和歌山県田辺市中辺路町で)
 和歌山県田辺市中辺路町近露の近野小学校3、4年生(8人)は2日、木のおけを作っている松本濱次さん(86)の作業場「桶濱」(中辺路町野中)でおけの作り方を学んだ。

 松本さんは、製材会社を退職した後、60歳で「桶濱」を開いた。2008年には、新宮市の熊野川中学校で週に1回、生徒と一緒におけを作る活動を半年間続けたこともある。現在は、製材所の人に分けてもらった古いスギの木などを使っておけを作っている。

 松本さんに学習を依頼した近野小学校は、1学期から地域学習をしており、8月末からおけについての学習に取り組んでいる。

 この日、松本さんは、おけの底を入れたり、木を削ったりする作業を、実践しながら紹介。みそや漬物を作る際に使うとよりおいしくなることや木は水分を吸収することなど、使い道や木の特徴を説明した。手作りでしか作れない楕円(だえん)形のおけも紹介した。

 児童は、説明を聞きながらメモを取り、その場で疑問に感じたことや事前に考えたことを質問するなどして学んだ。

 4年生の中峯風太郎君(9)は「木のおけの魅力が分かった。いろんなことが知れてよかった」、3年生の松本瑛士君(8)は「作っているところを見ることができて楽しかった」と笑顔で話した。

 松本さんは「今日の学習でおけについて興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。