和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年03月04日(木)

アユの食害警戒 紀南の河川にカワウ、サギの群れ

富田川に飛来したカワウの群れ(上富田町岩田で)
富田川に飛来したカワウの群れ(上富田町岩田で)
 落ちアユの季節を迎える紀南の河川に、魚食性のカワウやサギ類の飛来が多くなっている。さまざまな魚種を食べるが、繁殖のために下ってきたアユも食べるため、各内水面漁協では警戒を強めている。


 富田川では上富田町や白浜町を流れる下流域に、200~300羽のカワウの群れが飛来している。カワウは1日当たり約300グラムの魚を食べるとされ、協力して魚を追い込む姿も見られる。サギ類のアオサギやチュウダイサギも、おこぼれに預かろうと一緒に行動している。

 富田川漁協では食害対策として、今月下旬~11月上旬、下流域に整備するアユの産卵場に風が吹くと音が鳴る平らなひもを張ったり、周囲にかかしを立てたりする予定。また、ねぐらを見つけて有害駆除を行ったり、見回りを強化して産卵場所に近づいた群れを追い払ったりすることも考えている。

 田辺市や白浜町を流れる日置川には今のところ、大きな群れは飛来していない。日置川漁協では、今後飛来する可能性があるとして警戒している。これまでに最も効果があった有害駆除を中心に対策を講じていくという。