和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月28日(土)

赤ちゃんに贈る積み木製造 龍神のGワークス

スギの木で作った積み木
スギの木で作った積み木
 和歌山県田辺市龍神村福井で家具を製造・販売している木工館ジー・ワークスは、同市の「木のぬくもりプレゼント事業」で赤ちゃんに贈る積み木を、地元産のスギで製造している。

 同市山村林業課によると事業は、乳幼児期から木のおもちゃに触れることで木の温かみを感じ、豊かな心を育んでもらおうと2018年度から始めた。家族で森林や林業に関心を寄せてもらうことにも期待している。0歳児健診時に贈っているが、本年度は新型コロナウイルスの影響で健診が中断し、その時は郵送で対応した。

 18年度は、積み木の他に木で作ったおもちゃの車もあり、どちらかを選んでもらっていたが、19年度からは積み木のみを贈っている。これまでに贈った人数は18年度501人 19年度412人、20年度は8月末までに261人。

 ジー・ワークスが作っているのは「りゅうじんの森TSUMIKI」。立方体や三角形、橋桁の形をしたブロックなどの他、それを収納する麻の袋がセットになっている。無塗装で口に入れても安心であることなどの説明書きも添えている。

 家具作りの合間にスタッフ2、3人で分業して製造に当たり、50~100セットをそろえるのに約2週間かかる。ブロックの角をできるだけ丸くし、軽くて木の香りがするのが特徴。

 白っぽい木や赤っぽい木を交ぜて色味を出したり、木目の粗いのや細かい積み木を入れたりして、木の良さが実感できるように工夫しているという。

 ジー・ワークスの担当者は「地元で育つスギの温かく優しい質感を、小さい時に触って感じてもらえる。材質が軟らかいので傷が入りやすいが、それも含めて愛着を持って楽しんでほしい」と話している。