和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年12月03日(木)

【動画】10日昼前に最接近か 台風14号、高波に厳重警戒

台風14号の進路予想図(9日午前10時現在、気象庁提供)
台風14号の進路予想図(9日午前10時現在、気象庁提供)
台風接近に備え、重機を使って護岸に大型土のうを設置していく作業員(9日午前10時40分ごろ、和歌山県白浜町の白良浜で)
台風接近に備え、重機を使って護岸に大型土のうを設置していく作業員(9日午前10時40分ごろ、和歌山県白浜町の白良浜で)
 強い台風14号は9日午前、高知県足摺岬の南の海上にあって、ゆっくりとした速さで進んでいる。紀伊半島には強い勢力を保ったまま10日昼前に最接近する見込み。和歌山地方気象台は、高波に厳重警戒を、土砂災害や暴風に警戒を呼び掛けている。列車の運休や飛行機の欠航、イベント中止などの影響が出ている。

 台風14号は9日午前10時現在、中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心の北側220キロ以内と南側165キロ以内は暴風域(風速25メートル以上)、北側440キロ以内と南側390キロ以内は強風域(風速15メートル以上)になっている。

 気象台によると、7日の降り始めから9日午前10時までの積算雨量は県南部で、新宮160・5ミリ▽本宮(田辺市)149・5ミリ▽護摩壇山(同)145・5ミリ▽色川(那智勝浦町)141ミリ▽龍神(田辺市)123ミリ▽南紀白浜114ミリ▽栗栖川(田辺市)110ミリ―となっている。10日正午までの24時間雨量は県南部の多い所で300ミリを予測しており、低い土地の浸水や河川の増水に十分な注意が必要という。

■交通網に影響

 JR西日本和歌山支社は9日、台風14号の接近に合わせて一部の列車の運転を取りやめると発表した。

 特急列車は同日正午現在、午後3時15分と5時15分、7時15分に新大阪発の3本と、午後5時44分新宮発の1本。いずれも新宮―白浜駅間で運転を取りやめる。

 普通列車では、上り線は午後4時50分紀伊田辺発新宮行きの列車を最後に、紀伊田辺―新宮駅間で終日運転を見合わせる。下り線も同駅間で、午後5時6分新宮発紀伊田辺行きの列車を最後に運転を見合わせる。10日も一部の列車で運休や部分運休が見込まれている。

 また、日本航空(JAL)も9日、台風の影響で南紀白浜―東京(羽田)間の定期便2往復計4便を欠航にした。

■新武道館竣工式を延期 田辺市

 田辺市は、10日に開催予定だった新武道館の竣工(しゅんこう)式を、台風接近のため延期すると決めた。柔道男子で五輪3連覇の野村忠宏さんによる記念講演会も延期する。いずれも日程は未定。供用開始は予定通り、11日からとする。

■「崎の湯」休業 白浜の公衆浴場

 白浜町は9、10日、公衆浴場「崎の湯」を臨時休業する。名勝・千畳敷では、駐車場から先に入れないようロープを張った。