和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月27日(金)

合同で林野火災訓練 防災ヘリと田辺市中辺路の消防団

給水を受けた後、散水に向けて離陸する防災ヘリ(11日、和歌山県田辺市中辺路町近露で)
給水を受けた後、散水に向けて離陸する防災ヘリ(11日、和歌山県田辺市中辺路町近露で)
 和歌山県の田辺市消防団中辺路支団と県防災航空隊は11日、同市中辺路町近露で合同訓練をした。山間部での林野火災に備えて、地上で防災ヘリのタンクに給水し、上空から散水した。

 県防災航空隊の隊員や消防団員、田辺消防署中辺路分署員ら計約40人が参加した。

 訓練ではまず、航空隊員が騒音や風、飛散物といったヘリと活動する時の注意点を説明。白浜町から飛び立った防災ヘリが到着すると、機体の特徴や装備についても紹介した。

 その後、消防団員が水槽車や川に設置したポンプを操作してヘリに装備したタンクに給水。離陸したヘリは、林野火災の出火場所に見立てた付近の河川敷に上空から散水した。

 市消防団中辺路支団の井本佳志支団長(60)は「山火事は地上からの消火活動が難しく、ヘリがないと延焼が防げない恐れもある。防災ヘリとの合同訓練は団員にとって良い経験になる。林野火災だけでなく、救助や大規模災害にも備えていきたい」と話した。

 この日は、中辺路分署員が衛星携帯電話の使い方についても消防団員に説明した。