和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年09月20日(金)

指定管理者応募なく休館 田辺市所有の宿泊施設

休館となっている深山荘(和歌山県田辺市龍神村小又川で)
休館となっている深山荘(和歌山県田辺市龍神村小又川で)
 和歌山県田辺市龍神村小又川にある市所有の宿泊施設「林業開発センター深山荘」が、本年度に入って休館している。市によると、建物の老朽化などで宿泊施設としては利用しない方針だが、具体的な活用計画はないという。

 深山荘は、昨年度まで龍神村龍神の一般財団法人龍神村開発公社が、指定管理者として管理運営に当たってきた。昨年7月、深山荘を含めた市の施設について指定管理者を公募したが、深山荘には応募がなかった。

 建物を所管する市観光振興課によると、深山荘は1977年にオープン、木造や鉄骨造りの2階建てで延べ床面積は980・88平方メートル。和室11部屋があり定員は50人。

 以前は日高川の釣り客などでにぎわい、宿泊者は年間千人を超す年もあったというが、龍神村へ通じる道路が年々整備されて日帰り客が増え、最近は平均で500人ほどにとどまっていた。

 風呂やトイレは共同といい、施設全体が老朽化している。さらに龍神村には民宿や旅館が多くあることから、宿泊とは違う形で活用できないか模索しているという。