和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月01日(日)

水辺で漁の特訓中 カイツブリが子育て

カイツブリの幼鳥(右)を見守る親鳥=和歌山県上富田町生馬で
カイツブリの幼鳥(右)を見守る親鳥=和歌山県上富田町生馬で
 和歌山県紀南地方の水辺で、水鳥のカイツブリ(カイツブリ科)が子育て中。今年は繁殖が盛んな時期に雨が多く、子育ての時期が遅くなっているという。

 カイツブリは全長26センチほどで日本のカイツブリ科の中で一番小さい。顔の辺りが赤褐色で、目は黄色い。全国の池や湖沼で繁殖する。

 上富田町生馬のため池では2羽のひなが育っている。独り立ちするため、親鳥の〝指導〟の下、浮草と水面の境目辺りに潜りカエルや魚などを捕獲する漁の特訓をしている。幼鳥が親鳥に餌をせがんでも、追い払う姿が見られた。

 日本野鳥の会県支部会員によると、今年は夏場に雨が多く、池が増水するなどして繁殖に失敗するケースが多かったのではないかという。カイツブリは一年に何度も繁殖するため、本格的な秋を迎えても子育てが行われている。