和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月27日(金)

京都からアサギマダラ 今春植えたフジバカマに飛来

羽に書かれた文字で、京都府から飛んで来たことが分かったアサギマダラ(杉本町子さん撮影)
羽に書かれた文字で、京都府から飛んで来たことが分かったアサギマダラ(杉本町子さん撮影)
フジバカマと杉本町子さん(和歌山県田辺市龍神村殿原で)
フジバカマと杉本町子さん(和歌山県田辺市龍神村殿原で)
 和歌山県田辺市龍神村殿原の主婦、杉本町子さん(70)が自宅近くの畑に今春植えたフジバカマ(キク科)にアサギマダラ(タテハチョウ科)が飛来した。数匹が見られ、その中の1匹は羽に書かれた文字から、京都府から飛んできたことが分かった。

 杉本さんは、アサギマダラが飛び交うまちにしようと取り組んでいる上富田町の住民有志でつくる「一瀬里山会」と「DARUMA Club(ダルマクラブ)」からフジバカマの苗を分けてもらい、今年の春に植えた。フジバカマは花にアサギマダラが集まることで知られる。

 今月に入って花が咲き、6日にアサギマダラを初めて確認。杉本さんは「アサギマダラが来るかどうか分からなかったが、一日千秋の思いで待っていた。飛んで来て感激した」と話している。多い日は5匹が飛び交うこともあり、杉本さんはスマートフォンで撮影。知人に画像を送っている。

 13日には、羽に「9/29」の数字やアルファベットが書かれたアサギマダラ1匹を見つけた。海南市にある県立自然博物館が調べたところ、9月29日に京都府の宇治田原町と和束町にまたがる鷲峰山(じゅうぶさん)でマーキングされたアサギマダラだと分かった。

 アサギマダラは、長距離を飛んで移動するチョウとして知られる。全国的に各種団体による移動状況の調査が行われており、羽に捕獲場所などを示すマークを書き入れる「マーキング」をすることで、どこからどこまで飛んだのかが分かる。