和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年12月01日(火)

2年連続で音楽復興祈念賞 田辺市の明洋中吹奏楽部

「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を2年連続で受賞した明洋中学校吹奏楽部
「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を2年連続で受賞した明洋中学校吹奏楽部
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングスから贈られる「音楽復興祈念賞」に、和歌山県田辺市目良の明洋中学校吹奏楽部(29人)が2年連続で選ばれた。11月に開く演奏会「第23回プロムナードコンサート」やこれまでの演奏、募金活動などが認められた。

 音楽を通じて日本全体や被災地に活力を与える活動を支援するため、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングスが、サントリー芸術財団に「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立。全国の団体や個人から活動を募集し、選考活動には「音楽復興祈念賞」として助成金を交付している。第9回で、全国から12団体を選んだ。県内での受賞は明洋中のみだった。

 同校吹奏楽部は2011年から、地域のイベントやプロムナードコンサートで演奏と募金活動をし、11年の東日本大震災や紀伊半島大水害、16年の熊本地震の被災地復興の目的で寄付をしてきた。これまで募金活動で集めた義援金は108万4170円に上る。

 今年は、新型コロナウイルスの影響によりイベントの中止が続いたため、本年度はプロムナードコンサートが校外で初めての演奏会となる。コンサートは11月14日、紀南文化会館(田辺市新屋敷町)で開かれ、募金活動はコロナ関係も目的とする。

 3年生で部長の濱中崇圭君(14)は「先輩から受け継いだ活動で賞を取れてうれしい」、副部長の村井咲葵さん(15)は「2年連続で賞をもらえてよかった」と笑顔を見せた。