和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年11月25日(水)

新たな拠点の完成祝う 田辺市の新武道館で竣工式

新武道館の竣工式でテープカットをする関係者ら(和歌山県田辺市扇ケ浜で)
新武道館の竣工式でテープカットをする関係者ら(和歌山県田辺市扇ケ浜で)
 和歌山県田辺市が扇ケ浜公園に移転新築した新武道館の竣工(しゅんこう)式が24日、開かれた。真砂充敏市長ら関係者がテープカットをして、武道の新たな拠点の完成を祝った。

 新武道館は鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積3462平方メートル。同市生まれの合気道開祖・植芝盛平(1883~1969)の記念館を併設している。

 式典では、真砂市長が「南方熊楠顕彰館、弁慶と関わりがある闘雞神社とともに、市の三偉人ゆかりの施設が中心市街地にそろった。いざという時は津波からの避難施設にもなる。皆さんとともに大きく育てていきたい」とあいさつ。盛平の孫に当たる植芝守央・合気道道主を、盛平記念館の名誉館長に委嘱した。

 代理で出席した合気道本部道場長で、盛平のひ孫に当たる植芝充央さんは「盛平翁の記念館設立は長年の望みであり、夢だった。今後、この新武道館が世界中の合気道修行者にとって大切な場所になっていくことを願っている」とのメッセージを代読した。

 新武道館は、旧武道館(目良)の老朽化に伴って建設。すでに11日から供用を開始している。竣工式は当初、10日の予定だったが、台風接近のため延期していた。