和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年10月19日(土)

実太り悪く少なめ 南高梅の収穫始まる

出荷に向けて選別される南高梅(27日、和歌山県田辺市下三栖で)
出荷に向けて選別される南高梅(27日、和歌山県田辺市下三栖で)
 梅の主力品種「南高」の収穫が和歌山県紀南地方で始まり、JA紀南でも27日午後、市場への出荷に向けた作業が始まった。雨が少ない影響で実太りが悪く、選果場に持ち込まれる量は少なめ。6月上旬から中旬にかけてピークを迎える。

 JA紀南管内では、田辺・西牟婁の農家2361戸が梅を栽培している。梅全体の栽培面積は計2225ヘクタールで、そのうち南高は計1900ヘクタール。農家らは収穫してすぐに各集選果場に出荷するほか、地元の農産物直売所などに持ち込んでいる。

 JA紀南の総合選果場(田辺市下三栖)や各地にある集選果場に持ち込まれた梅は機械で階級別に選別し箱詰めされる。後日、関東や中京、京阪神などの市場に出荷される。

 初めの頃に収穫される梅は梅酒やジュースの加工用として販売される。6月10日ごろからは熟した梅が収穫され、主に梅干しの加工用になる。収穫は7月中旬まで続く。

 JA紀南梅部会は収穫量を予想しており、今季は5月9日の時点では平年並みで、昨季よりやや少なめの2万1826トンだという。

 しかし、不作傾向だという農家もいる。雨が少ないことで実太りが悪いのも要因の一つで、それに加え、急に気温が高くなったことでたくさんの実が落ちたことも農家らを悩ませている。今後、まとまった雨が降り、実太りするのを期待している。