和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年01月25日(月)

和歌山県文化賞に生物学の神﨑氏 速玉大社祭事保存会には奨励賞

 和歌山県は10日、本年度文化賞に橋本市出身で東京大学先端科学技術研究センター所長の生物学者、神﨑亮平さん(63)=茨城県つくば市=を選んだと発表した。文化奨励賞は新宮市の「熊野速玉大社祭事保存会」(代表=上野顯宮司)らが受賞する。

 県は文化の向上発展に貢献したなどとして毎年、文化賞、文化功労賞、文化奨励賞を選んでいる。

 神﨑さんは「サイボーグ昆虫」で生物の機能を理解する新たな工学分野を開拓。高い評価を受けている。

 文化功労賞には和歌山市出身の版画家で今年2月に死去した尾﨑斎晃さん(享年84)、御坊市出身で和歌山市在住の歴史学者、小山譽城さん(69)が選ばれた。

 文化奨励賞の「熊野速玉大社祭事保存会」は、熊野速玉大社の速玉祭、御燈(おとう)祭りの保持団体。1964年に組織化され、長年祭礼の執行、運営をしている。伝統文化の継承や熊野の魅力発信など地域振興に重要な役割を果たしていることが評価された。

 同賞にはほかに、和歌山市出身の日本舞踊家尾上菊透さん(40)=東京都=、尺八奏者辻本好美さん(32)=橋本市=、和歌山市出身のピアニスト中谷政文さん(37)=東京都=が選ばれた。

 表彰式は16日に県庁である。