和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年05月24日(火)

災害警戒情報5段階で発表 和歌山地方気象台と県

 和歌山県と和歌山地方気象台は29日午後から指定河川洪水予報と土砂災害警戒情報に危険度に応じた5段階の「警戒レベル」を加えて発表する運用を開始した。西日本豪雨を教訓にした対応で、住民が避難行動に移すかどうかを直感的に判断してもらう狙いがある。

 昨年7月の西日本豪雨では、自治体から避難勧告や指示が出ていたのに、避難した人は少なく、被害拡大につながった。情報の発表が多く、複雑で分かりにくいという指摘もあったという。

 これを受け、内閣府は3月、避難呼び掛けのガイドラインを改定した。警戒レベルは5段階に分け、「指定河川洪水予報」の対象河川について「氾濫危険情報」を発令する際は「警戒レベル4」とし、全員に速やかな避難を呼び掛ける。「氾濫警戒情報」の場合は「警戒レベル3」とし、避難に時間を要する高齢者や障害者、乳幼児らの避難を求める。

 「氾濫注意情報」は避難に備え、ハザードマップなどを確認する「警戒レベル2」、警報級の可能性があるときは、災害への心構えを高める「警戒レベル1」とする。「警戒レベル5」はすでに災害が発生している状態のため「命を守る最善の行動」を呼び掛ける。

 県内の「指定河川洪水予報」対象河川は、熊野川中流(本宮区間)、熊野川中流(日足区間)、熊野川下流、古座川、日高川、有田川、紀ノ川。