和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年01月25日(月)

白浜旅行を疑似体験 CFの返礼品開発進む

オンラインツアー開催に向けて準備を進める「三段壁洞窟」の社員ら(和歌山県白浜町で)
オンラインツアー開催に向けて準備を進める「三段壁洞窟」の社員ら(和歌山県白浜町で)
 和歌山県で『白浜のデジタル化』を目指してオンラインマップ作りに取り組む有志が、新たな商品開発を進めている。インターネット上で寄付を募るクラウドファンディング(CF)の返礼で、さまざまな形で白浜を体験してもらおうという企画だ。


 マップ作りは、白浜の未来を語るオンライン会議を開いている「南紀白浜みらい創造委員会」から生まれたプロジェクトチームが取り組んでいる。さまざまな施設や店舗を紹介する予定で、動画を掲載して旅行を疑似体験できるようにし、実際の来訪につなげる狙いもある。

 CFは9月に開始。18日現在で211万8千円が集まっており、寄付した人への返礼は来年1月以降に始まる。寄付は11月30日まで。返礼は寄付額(3千円~15万円)に応じて、18種類の白浜を体験できるメニューなどがある。

■オンラインツアー

 メンバーの新藤正悟さん(36)が代表を務める観光施設「三段壁洞窟」は、施設内をオンラインで紹介するツアーを計画している。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、社員がリポートするほか、資料や画像も示す内容になる。来年1月17日の開催に向け、準備を進めている。

 16日には、新藤代表と社員が実際に洞窟内を歩いて内容を検討した。新藤代表は「マップ作りというプロジェクトがあったからこそ誕生した企画。実際に行ってみたいと感じてもらえるような内容にしたい」と話す。この企画を続けるかどうかは現時点で未定だが、経験を今後に生かしたいという。

■ノスタルジー

 同じくメンバーでホテル支配人の佐藤智之さん(58)らが準備するのは、白浜の昭和時代を感じられる日帰りバスツアー。観光スポットを巡り、映像や食事を通じて今昔を楽しんでもらおうと考えている。実施日は来年2月7日と決まっている。

 メンバーは10月下旬には町内各地を巡り、昭和に撮影された写真と現地を見比べた。佐藤さんは「マップ作りの取り組みを通じ、白浜の新たな魅力を発見することもできた。地域の歴史を知ることは、未来を考えることにつながる」と意義を話している。

 メンバーは今後も打ち合わせを重ね、ツアーのコースを確定させる。