和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年01月27日(木)

「スマホで決済」

 「クレジットカードはどの会社も決済方法が同じなので扱いやすいけど、スマートフォンのQRコード決済は会社によって違いがあるので戸惑う」と話すのは田辺市内の商店主▼決済事業者の大規模なキャンペーンに合わせて来店客から「スマホ払いはできますか」と聞かれることが多くなった。そこで銀行の勧めもあって、2社のサービスを導入したという▼国は10月に予定している消費税率引き上げに対応し、キャッシュレス決済による消費者還元事業を実施する。これに出遅れまいと、サービスは乱立気味だ。ネット大手の関連会社が提供するサービスは破格の還元で話題になり、取扱店を増やしている。携帯電話会社のサービスは、電話料金と合算で引き落とされるので特別な手続きが不要という利点を強調。利用者が多い無料通信アプリにも決済機能が組み込まれた▼スマホ決済に詳しい同僚は複数の決済を使い分けてポイント還元や割引の恩恵を受けているそうだ。だが、サービスごとに銀行口座やクレジットカードの設定が必要なので、使い分けるにはハードルが高いという▼多様化を受けて、総務省はQRコードの規格統一に乗り出し、8月から和歌山など4県で実証実験を始める。「お客から要望のある全ての決済に対応できるようになれば」と先の商店主は期待する。そういう当人はいまだにガラケーの愛用者。でも、サービス向上は怠らないという。 (長)