和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年01月25日(火)

「見直したい生活時間」

 10日は「時の記念日」。それに先立って、シチズン時計から「令和に見直したい生活時間」という調査結果が届いた。ビジネスの現場で働く男女各200人に複数回答方式で尋ねた▼「増やしたい時間」で一番多かったのは睡眠の63・3%。30代では73%に達している。次いで運動(32%)、だんらん(27・8%)、新聞・雑誌・本を読む(15・5%)が続く▼「減らしたい時間」は1、2位に通勤(35・8%)、勤務(35・3%)が入り、3位はスマホの操作(26・8%)。とりわけ女性では3人に1人がスマホ操作の時間を減らしたいと考えていた▼調査対象が少ないので、これを社会の縮図と言うには無理がある。けれども、3人に2人が睡眠時間が足りていないというのは、実感として理解できる。通勤や勤務時間、スマホの操作時間を減らしたいと考える人が多いのも、なるほどと思える▼よくいえば、睡眠時間を削ってまで働くのは勤勉さの現れだろうし、別の見方をすれば、その勤勉さに便乗して働き方改革がおろそかにされている現状の反映だろう▼ポイントは双方のメリハリである。働く時には効率よく業務に励み、浮かせた時間は心身の休息と充電に充てる。労使が協力してそうした仕組みを機能させることが今こそ求められる▼時の記念日は1920(大正9)年、時間の大切さを呼び掛けるために制定された。その原点に返って時間を大切にしたい。(石)