和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

ドローンでロープ張る 製炭者対象に研修会

ウバメガシを搬出するための集材線を張るため、ドローンでリードロープを運ぶ(和歌山県田辺市秋津川で)
ウバメガシを搬出するための集材線を張るため、ドローンでリードロープを運ぶ(和歌山県田辺市秋津川で)
 和歌山県木炭協同組合と県が開く「やまづくり塾」でこのほど、みなべ川森林組合のドローンを活用した、備長炭の原木の集材線を張るためのロープを張る研修会があった。これまでの火器などを使った張り方に比べ、効率化されることから、関係者は活用に期待している。

 森林組合は、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会の補助金でドローンを導入。これまで人工林管理のための調査や備長炭原木の資源調査などに活用してきた。すでに林業では集材線を張るのに使い始めているが、製炭のための原木集材ではまだあまりないという。

 これまでのところ、製炭の原木集材では、専用の火器で飛ばしてロープを張るか、線を通す上で障害となる原木や雑木を皆伐し、人が直接ロープを張るかなどの方法をとってきたという。しかし、火器が民家近くは使えないし、協同組合は資源保護のため、適期の原木だけ切る「択伐」を推進しているため、皆伐してロープを張るのは避けたいと考えている。

 今回、製炭者からの要望を受け、研修会を田辺市秋津川の山林で実施。約50人が集まった。みなべ川森林組合の松本貢参事がドローンを操作し、約160メートル離れた目的地まで飛ばして、待っている人にロープを渡し、戻ってくることができた。