和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年04月12日(月)

【詳報】新型コロナに看護師8人感染 かつらぎ町の大学付属病院

 和歌山県は9日、かつらぎ町の県立医科大学付属病院紀北分院で、20~50代の看護師8人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったとして、県内16件目のクラスター(感染者集団)に認定した。院内感染の可能性があり、詳しく調査している。このほか4人の感染も分かった。

 看護師は男性1人、女性7人で、岩出保健所管内在住が6人、橋本保健所管内在住が2人。ほかに医師や看護師ら職員全員151人、全入院患者15人、退院者7人程度を検査している。

 感染が判明した看護師のうち、発症後も勤務を続けた人が複数いるという。県福祉保健部の野尻孝子技監は、看護師は不足気味なので使命感が強かったのではないかとした上で「発熱などの明確な症状がなかったことや、病院が早く院内検査を実施してここまで把握できたことから、管理体制を責めるわけにはいかない」とした。一方「医療機関内に持ち込むと影響が非常に大きい。症状があれば管理者に報告してほしい」と呼び掛けた。

 同病院は9日から外来診療や新規入院、救急、リハビリの受け入れを停止した。11月にも職員4人の感染が分かり業務の一部を停止し、30日に再開したばかりだった。

 クラスター以外の4人は和歌山市在住の3人と海南保健所管内在住の1人だった。

 県内で感染が確認されたのは累計で528人となった。