和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年04月17日(土)

南部梅林、開園取りやめ 新型コロナの状況考慮

開設された南部梅林のホームページ
開設された南部梅林のホームページ
 和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林は新型コロナの状況を考慮し、来年は開園しないことになった。運営する梅の里観梅協会は当初、1月30日~2月28日を開園期間とし、梅林内でのイベントは中止とするなどできるだけ対策をして開園する方向でPRポスターなども作っていたが、感染が広がっている状況から、急きょ取りやめた。

 観梅協会は、例年梅林でしている餅まきや梅の種とばしといったイベントはせず、来園者の検温など対策をしつつ開園する方向で、ポスターやチラシも作り、配布しようとしているところだった。

 しかし、最近になって全国的に新型コロナの感染が広がり、協会役員全員が開園しない方がよいという考えになったため、最終的に13日に決めた。

 観梅協会の中西久夫会長によると、観梅コース沿いには民家があり、高齢者も居るなど地域住民の不安が大きいことや、役員も仕事上、感染リスクを避けなければならず、運営の手伝いはできないという人もいるなど、運営体制面から開園は難しいと判断したという。

 ツアー予約がすでに入っており、観梅協会は連絡をするなど対応している。同梅林は今年も、花の時季が早かったり、新型コロナの影響を受けたりで、来園者数が過去15年で最少に落ち込んでおり、2年続けて打撃を受ける形となった。

 中西会長は「赤字になるならやめた方がよいという声や、風評被害で梅が売れなくなったらどうするのかといった声もあった。一部、商店では開園を望む声もあったが、さまざまなことを総合的に考え、休園することにした。苦しい」と話す。

 町内では同町東本庄の「奥みなべ梅林・受領の里」も来年は開園しないという。

■梅林ホームページ開設

 梅の里観梅協会は、新たな情報発信策として、梅林のホームページ(HP)=http://minabebairin.com/=を開設した。来年の案内などを掲載している。

 梅林の情報はこれまで、交流サイトのフェイスブックで開花状況やイベント情報などを発信していたが、以前からHPを作ろうという話もあり、開設した。

 現在は、来年は開園しないことの案内を出しているが、花の状況や、年間の梅畑の様子などを写真や動画でも紹介する計画。南部梅林フォトコンテストギャラリー、店舗情報なども掲載している。