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2021年05月10日(月)

【動画】コロナ乗り越え「前」へ 熊野本宮大社で大筆書き

来年への願いを込め「前」という一文字を大筆で書く九鬼家隆宮司(15日、和歌山県田辺市本宮町で)
来年への願いを込め「前」という一文字を大筆で書く九鬼家隆宮司(15日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社で15日、来年への願いを込めた恒例の大筆書きがあり、九鬼家隆宮司(64)が旧社地・大斎原(おおゆのはら)にある大鳥居の下で「前」という一文字を豪快に書いた。

 今年で13回目。例年は本殿前で披露しているが、今年は日本一の大きさ(高さ33・9メートル、幅42メートル)を誇る大鳥居が建立20周年を迎えたことや、新型コロナウイルス感染拡大防止の一環で来年の正月に新年初祈祷(きとう)を大斎原で執り行うことから、初めて大鳥居の下に会場を移した。

 九鬼宮司は、白装束にたすき掛けをした姿で登場。広げられた2・9メートル四方の白い布に、長さ約130センチの大筆を使って一気に書き上げた。「祈コロナ終息」という文字も、医療関係者らへの感謝を込めて青色を使って書き添えた。

 九鬼宮司は「コロナ禍の中で多くの方々が悩んで足踏みをされていると思うが、丑(うし)年の来年はあらためて夢や目標に向かって、自分の歩幅で現状より半歩でも『前』に進んでいただきたいとの思いを込めた」と話していた。

 この書は近く、社務所近くに掲げるという。